転職者の面接で、面接官は様々な角度から質問をすることによって、その人が「仕事のスキルはどれくらいか」「社風と合っているか」「人柄はよいか」などを見極めようとします。
転職者自身にとっても、面接は志望先が自分に合うのかを判断する大事な機会です。
今からご紹介する「栄養士が面接で気をつけたいポイント&よく聞かれる質問集」を参考に、あまり不安に思い過ぎず、ぜひ自信を持って、面接へ足を運ぶようにしましょう。
栄養士の面接で気をつけたいポイント
面接では「質問にどのような受け答えするか」も大切なポイントですが、第一印象を決める「見た目」もとても大切です。
特に栄養士は、衛生面をしっかりと管理できる人材が求められるため、清潔感があるかどうかや、身なりを整えているかどうかは、印象を大きく左右させます。
また姿勢やマナー、面接前日の準備なども確認しておきたいポイントです。これから面接へ臨む前に各項目をチェックしてみてください。
持ち物
A4サイズがはいるカバン
履歴書
職務経歴書
筆記用具(ボールペン、シャープペンシル、消しゴム)
メモ帳
時計
携帯電話、スマートフォン
財布
面接会場までの地図や連絡先
印鑑
ハンカチ
ティッシュ
鏡(身だしなみチェックをする際に必要であれば)
替えのストッキング
身だしなみ
第一印象を決める要因の半分以上が「見た目」だとも言われています。面接官に良い印象を与えられるよう以下の項目は事前に必ず確認しましょう。
- 面接の5~10分前に到着するようにしましょう。寒い時期でコートを着ている場合は、入る前に脱いでおきます。
- 面接中は足元にカバンを置き、椅子には浅めに腰掛け、背筋を伸ばして座ります。面接官が話をしているときは、目を見てしっかり内容を聞き取りましょう。
- 面接での受け答えでは、前向きに話すように心がけましょう。少し肩の力を抜いて明るい表情が持てると、第一印象が良くなります。
面接のマナー・姿勢
- 面接の5~10分前に到着するようにしましょう。寒い時期でコートを着ている場合は、入る前に脱いでおきます。
- 面接中は足元にカバンを置き、椅子には浅めに腰掛け、背筋を伸ばして座ります。面接官が話をしているときは、目を見てしっかり内容を聞き取りましょう。
- 面接での受け答えでは、前向きに話すように心がけましょう。少し肩の力を抜いて明るい表情が持てると、第一印象が良くなります。
その他に、履歴書・職務経歴書に不備がないかの確認や、面接相手のイメージを持つために志望先の求人情報を再確認しておくことも重要です。
栄養士の面接でよくある質問集
面接でどのような質問がくるかを想定し、自分なりの答えを事前に見つけておくことは、必要不可欠な作業です。
ただし、準備したフレーズを一言一句覚えて面接に向かうと、少し間違えただけで焦りが出てしまったり、応用の効かないものになってしまったりします。
自己分析の結果を参考に、「自分のアピールしたいポイント」となるキーワードを要所要所で覚えておき、そのときの面接の雰囲気を感じながら、話すことができるといいですね。
- ここで働きたい理由は何ですか
- 前の勤め先を辞めた理由を教えてください
- これまでにどのような仕事をしてきましたか
- 調理経験はありますか(ある場合、何食くらい調理していましたか)
- なぜ栄養士を目指されたのですか
- 栄養士の仕事をする上で、1番大切にしていることは何ですか
- どのような栄養士になりたいですか
- この職場で栄養士として何がしたいですか
- 今までで嬉しかった/大変だった業務は何ですか
- 得意な栄養士業務はありますか
- 長所と短所を教えてください
- 周りからはどのような人だといわれますか
- 苦手な人がいた場合、どのように関わりますか
- 普段は料理をしますか
- 得意料理はなんですか
- 自己PR(自己紹介)してください
- いつから出勤できますか
- 健康状態は良好ですか
- シフト勤務や土日出勤は可能ですか(就業時間がシフト制の場合)
- 異動は可能ですか(異動がある場合)
- 最後に質問はありますか
以上のように、一般的なものから、栄養士という職業に絡めたものまで様々な質問が予想されます。面接に模範解答というものはなく、自分なりの考えを持って答えていくことが面接官に自分をアピールする最大のポイントです。
なるべく自分を偽らないように答えることが大切ですが、「前の勤め先を辞めた理由」や「自分の短所(弱点)」のようなネガティブな質問の答えについては、慎重に受け答えするようにしましょう。
例えば辞めた理由が、人間関係や給与面・勤務時間での不満によるものだったとしても、ありのままを話してしまうと前職の悪口と受け取られかねません。同じ栄養士でも「医療」から「保育」へと業種が変わったのであれば、新しい業種に携わりたいため退職した、同じ業種であれば、今後こんな仕事がしたいため転職を決意した、など前向きな理由を伝えましょう。
短所については、まず長所を具体的なエピソードとともに考えて、それと関連した短所にすることがオススメです。面接官は短所を聞くことで、「自分の欠点をどう補っているのか」「欠点を改善する意思のある人なのか」を確認しています。短所を直す努力をしていることも合わせて伝えた方がよいでしょう。
健康状態や勤務体制、異動などの質問は、内定後の労働状況などに大きな影響を与えますので、隠すことなく本当のことを伝えてください。
引継ぎや退職手続きがお済みでない場合、退職までにかかる時間を考慮して勤務開始時期を伝えましょう。