栄養士・管理栄養士の活躍の場は多岐にわたります。
資格を取得したあと、どこに就職しようか迷う人も多いでしょう。
そこで今回は、栄養士・管理栄養士の職場をまとめてご紹介します!
今後のキャリアの参考にしてみてくださいね。
目次
食育やアレルギー食の知識も必要な「保育園」
保育園で働く栄養士・管理栄養士は、献立作成・給食管理・調理といった業務から保育全般に関係する仕事を担うこともあり、業務量が多いことで知られています。
しかし、子どもの成長や体づくりに携われることから人気が高い職場です。
平成16年に厚生労働省が定めた「保育所における食育に関する指針」が設けられていることもあり、保育園は食育への取り組みがとくに重視される場所でもあります。
食物アレルギーに配慮した食の提供が望まれる場所でもあるため、保育園で働く栄養士・管理栄養士には幅広い食と栄養の知識、高い専門性が求められます。
保育園における栄養士の仕事内容
保育園で働く栄養士・管理栄養士の仕事は、主に「給食管理と調理業務」「食育と保育業務」の2種類。
「給食管理・調理業務」は子ども達に提供する食事やおやつの献立作成から食材の発注、厨房での業務、そして予算管理のことを指します。
「食育・保育業務」は季節の行事食を作ったり、園内菜園を企画したり、調理実習を子どもと行ったりするなどして、食べることの楽しさや食の尊さを教えます。
人手不足の問題から園によっては保育の一部業務を栄養士・管理栄養士が手伝うこともありますが、直に子どもと触れ合うことが本業によい刺激を与えるとのことで、保育業務を行う場合もあるようです。
勤務情報 | |
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一緒に働くひと | 保育士、調理師 |
給与 | 正社員:月収15万円~25万円程度 契約社員:月収15万円~22万円程度 派遣社員:時給1,100~1,400円程度 非常勤・パート:時給860円~1,200円程度 |
勤務形態 | シフト制がほとんど |
年間休日日数 | 105~120日程度(夏期・年末年始休暇あり)。 日曜・祝日は大方休みだが、園のスケジュールによる |
医療チームの一員として専門性を磨ける「病院・クリニック」
栄養士・管理栄養士は、医療法や健康増進法によって病院への配置が義務付けられています。
また、健康な体と栄養の摂取とは切っても切れない関係であることから、患者の栄養状態に合わせた栄養管理・指導ができる栄養士・管理栄養士の存在は不可欠です。
昨今では医療チームとして「栄養サポートチーム(NST)」を設ける病院も増えていることから、病院の中における栄養士・管理栄養士の存在感はますます大きくなってきています。
病院・クリニックにおける栄養士の仕事内容
病院で働く栄養士・管理栄養士の代表的な仕事は「給食部門」と「臨床部門」の2種類。
「給食部門」は献立作成や食材の発注から管理、準備をはじめ、食事アンケート、帳票の作成、給食委員会の運営といった事務仕事まで担います。
対する「臨床部門」では病棟での業務がメインとなり、患者の栄養状態を測定したり、栄養管理計画書を作ったり、栄養指導を行ったりと、直接患者の体調と向き合うことが多い仕事です。
医師や看護師といった多職種との連携も欠かせません。
勤務情報 | |
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一緒に働くひと | 給食部門:調理師、委託会社のスタッフ 臨床業務:医師、看護師、理学療法士、言語聴覚士、薬剤師など多様な医療従事者 |
給与 | 月収15万円~30万円程度 |
勤務形態 | 給食部門のない病院では土日休みあり 直営の病院はシフト制がほとんど。早番や遅番を設けている職場も |
年間休日日数 | 105日~115日程度 |
母子の栄養サポートに密接に関わる「産婦人科」
病院にはさまざまな専門外来がありますが、栄養士・管理栄養士が働ける病院・クリニックのひとつとして注目したいのが、産婦人科です。
ほかの専門外来と産婦人科の異なる特徴は、患者さんが必ずしも「病人」というわけではない点。
妊娠や出産を控えた妊婦さんや産後間もないお母さん、赤ちゃんの栄養サポートを行うのが、産婦人科で働く栄養士・管理栄養士の役割です。
産婦人科における栄養士の仕事内容
主な仕事内容は「栄養指導」・「献立作成と調理」ですが、先ほども書いたように産婦人科の患者さんは病人ばかりではありません。
妊婦さんが抱えがちな体重増加、つわりといったトラブルに対処するための栄養指導も行いますし、妊婦さんにとって理想的な食生活の知識も教えます。
もちろん患者さん一人ひとりの体調に合わせた栄養指導を行うことも。
また、献立作成に関しては出産前の妊婦さんが対象となる場合は「病人食」ではなく、妊婦さんの体調変化や体質に合ったものを考えるのがポイント。
勤務情報 | |
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一緒に働くひと | 産婦人科医、看護師、助産師、臨床検査技師 |
給与 | 正社員:月収18万円~30万円程度 契約社員:年収でいえば260万円~320万円程度 パート:月収15万円~20万円程度 |
勤務形態 | 給食部門のない病院では土日休みあり 直営の病院はシフト制がほとんど。早番や遅番を設けている職場も |
年間休日日数 | 105日~115日程度 |
これからますます需要が増える「高齢者施設」
高齢者施設における栄養士・管理栄養士の役割は、利用者の身体機能や栄養状態を把握したうえで、利用者の栄養管理と指導を行うことです。
利用者が自分らしい日常を過ごせることをサポートし食べる喜びを味わってもらったり、低栄養状態などの不調を予防・改善したり、さまざまな視点から高齢者の健康を支えます。
利用者の健康管理のスペシャリストとして重要な責務を担う立場といえるでしょう。
高齢者施設における栄養士の仕事内容
食事の提供、「栄養ケア・マネジメント」が主な仕事です。
食事の提供は献立作成と食材の発注、調理までの一貫した業務のことですが、利用者によって体調や体の機能に差があるため、ミキサー食やきざみ食、ソフト食といった形状の食事を作れる技術が栄養士・管理栄養士には必要です。
「栄養ケア・マネジメント」は、利用者の健康と栄養状態を元にした栄養ケア計画の作成と実施を行い、利用者の低栄養状態を改善することを目的とした業務。
高齢者施設で働く管理栄養士の、もっとも重要なお仕事です(栄養士ではなく管理栄養士に任されます)。
勤務情報 | |
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一緒に働くひと | 介護支援専門員、生活相談員、介護職員、リハビリ職員、看護師、医師、歯科医師、歯科衛生士、調理師、事務員 |
給与 | 月収15万円~26万円程度 |
勤務形態 | シフト制。早番、遅番あり。 |
年間休日日数 | 105日~120日程度 |
食育も重要な仕事のひとつ「学校」
学校で働く栄養士・管理栄養士の特徴は、「学校栄養職員」と「栄養教諭」のふたつに職種が分かれること。
「学校栄養職員」は栄養士・管理栄養士の資格があればなれる職種ですが、「栄養教諭」にはくわえて栄養教諭普通免許状という資格も必要です。
学校における栄養士の仕事内容
学校栄養職員の仕事は「給食の献立作成、食材発注や選定、調理、配食管理、衛生管理、給食だよりの発行」など。
それに対して栄養教諭は、給食管理と食育に関する授業を行います。
行事食や地産の食材を使った郷土料理といった献立を食育の観点から提案することもあり、食育推進のために地域と連携することも。
いずれにせよ、どちらの職種にも共通しているのは給食の提供や栄養管理、衛生管理、そして食育への取り組み。
子どもの成長をサポートする職業として、どちらも重要な役割を担っています。
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一緒に働くひと | 調理師、パート職員、学校教諭、地域の生産者 |
給与 | 月収15万円~25万円程度 |
勤務形態 | 定時制もあればシフト制もあり |
年間休日日数 | 105日~110日程度 学校独自のカレンダーに沿っている場合がほとんど。なかには年間休日150日の職場も |
公務員としての能力も問われる「行政機関」
行政機関で働く栄養士・管理栄養士は「行政栄養士」と呼ばれています。
行政栄養士の目的は、地域とその住民に貢献すること。
乳幼児から高齢者にいたるまでの地域住民の健康づくりをサポートします。
職場は多様で、保健所、保健センター、地方自治体・省庁といったところで働けますが、各施設は都道府県・市町村といった自治体の直営である点が「行政栄養士」といわれる所以です。
行政機関における栄養士の仕事内容
地域住民の健康増進のために、住民が抱えている健康上の課題をヒアリングする栄養相談や健康教育を趣旨とするイベントを開催します。
ほかにも、地域の食堂とレストランの衛生環境の監視や給食施設の栄養管理の指導や支援など、食環境の整備も行います。
政府主導で毎年開催している「国民健康・栄養調査」の実施をサポートすることも。
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一緒に働くひと | 保健師、看護師、歯科衛生士、医師、事務職員、地域の団体、ボランティア |
給与 | 正社員:月収19万円~30万円程度 契約社員:月収17万円~21万円程度 パート:時給1,000円~1,700円程度 |
勤務形態 | 定時制のフルタイムが一般的 就職先によってシフト制採用のところも |
年間休日日数 | 1市役所の場合、土日祝日休みのため120日~125日程度 |
栄養士・管理栄養士の未来を担う「研究・教育機関」
栄養士・管理管理栄養士は大学や公的な研究機関、そして企業の一部部署で、研究あるいは教育に携わる者として働くことができます。
たとえば大学や公的研究機関のなかで、栄養士・管理栄養士の力を必要としている分野は、保健・医療・福祉・介護・スポーツといった領域です。
また、食品メーカーや医薬品メーカー、外食産業を生業とする一般企業の研究開発部門で研究職として働く道もあります。
それに対し、教育機関で働く栄養士・管理栄養士は、教員として優秀な栄養士・管理栄養士の卵を育成する役割を担います。
研究・教育機関における栄養士の仕事内容
研究機関で働く場合、日夜の研究に励むことが主な仕事となります。
研究結果を論文にまとめたり、学会に参加したり、発表したりします。
一般企業のなかで研究職員になる場合は、新製品の企画・開発・生産といった業務を担うことになります。
一方、教育機関で働く場合、大学や短大・専門学校、調理師専門学校などに教員として就職するのが主流です。
学生に向けて栄養士・管理栄養士の資格取得のための講義や実習を行うことが仕事となるでしょう。
勤務情報 | |
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一緒に働くひと | 研究機関:大学教授、准教授、研究員、衛生検査技師、バイヤー、調理師、営業、事務職員、関連部署の社員 教育機関:教職員、事務職員、地域の教育委員会スタッフ |
給与 | 正社員:月収15万円~25万円程度 契約社員:時給1,500円程度 パート社員:時給1,000円~1,300円程度 (※研究職の場合) (※教育機関では学歴や経験を考慮の上、規定に基づいて決まるため平均値が出しにくい) |
勤務形態 | 研究機関:8時間前後の定時制勤務が一般的 教育機関:学校のカレンダーに基づく |
年間休日日数 | 研究機関:就職先によって異なる 教育機関:121日程度。長期休暇は学校の規定に準じる |
子どもから大人までプロアスリートに寄り添う「スポーツ栄養分野」
スポーツ栄養の現場で働く栄養士・管理栄養士は、ジュニアアスリートや一般のスポーツ愛好家、そしてプロアスリートまで、栄養を通してスポーツに励む人をサポートします。
ジュニアスポーツチームやスポーツクラブやジム、実業団といったプロチームに所属したり、病院や研究機関に就職したりする道が主流ですが、個人でプロスポーツ選手をサポートするフリーの栄養士・管理栄養士もいます。
なかには、「公認スポーツ栄養士」の資格を取得している人もいるでしょう。
スポーツ栄養分野における栄養士の仕事内容
就職先や仕事の対象者によって仕事内容は異なりますが、おおよその傾向は以下のとおりです。
ジュニアアスリート
- 栄養指導
- 食事の個別指導
- 保護者との連携
スポーツクラブ・事務
- インストラクターとして指導
- 栄養カウンセリング
- ダイエットプログラムの作成
- 栄養セミナーの開催
プロアスリート
- 食事メニューの作成
- 栄養サポート
- 選手の栄養チェック
- 体調管理
地域密着型のサポートを行う「栄養ケア・ステーション」
地域で住民の栄養サポートを担う「栄養ケア・ステーション」も注目されている職場です。
栄養ケア・ステーションは、「公益社団法人日本栄養士会」が認定する地域密着型の栄養ケア施設。
地域住民のための健康支援活動が目的ですが、自治体や健康保険組合、民間企業、医療機関、薬局とも連携してセミナーや料理教室を開くこともあります。
栄養ケア・ステーションにおける栄養士の仕事内容
栄養ケア・ステーションでの仕事内容は大きく「食育」「栄養相談」「在宅訪問栄養指導」に分かれています。
食育
地域の子どもや保護者を対象にしたお話し会や料理教室、高齢者やその家族向けの介護予防教室を開くことで、地域住民に食育を啓蒙します。
栄養相談
地域の保健センターで特定保健指導を行ったり、乳幼児健診時の保護者相談を受けたりします。病院、薬局で栄養相談を受けに出張することも。
在宅訪問栄養指導
在宅での療養が必要な高齢者や利用者の家に訪問し、栄養指導を行うことが目的です。
大量調理のスキルが必要な「学生・社員食堂(寮)」
学生・会社員が利用する寮や食堂には病院給食のような食事制限はありませんが、健康増進法や労働基準法といった法律が適用されるため、栄養士・管理栄養士の配置が求められています。
学生ならば成長期ということを考慮し、ボリュームや栄養価の高い食事を提供することがキモです。
一方社員食堂を利用する人の年齢層は幅広く、生活習慣病などの病気にも配慮した食事を作ることが重要になります。
また、多くの人に食事を提供する食堂の場合は、大量にすばやく調理を行うスキルも必要です。
学生・社員食堂(寮)における栄養士の仕事内容
主な仕事内容は献立作成や食材発注、食品管理、調理、衛生管理です。
食堂で働く栄養士・管理栄養士に求められていることは、利用者全員にとって栄養バランスのよい献立を考案すること。
利用者の健康診断の結果や食生活に関するアンケートをもとに、栄養相談や栄養指導を行うこともあります。
学生・社員食堂では昼食の提供が中心となることに対し、学生・社員寮では朝食と夕食の提供という傾向が高いようです。
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一緒に働くひと | 食堂支配人、ホールマネジャー、調理師、パート社員 |
給与 | 月収15万円~24万円程度 |
勤務形態 | シフト制が一般的。早番、遅番あり |
栄養士・管理栄養士も養育者のひとり「児童養護施設」
児童養護施設は保育園や幼稚園とは異なり、入所者の子ども達を一定の年齢まで預かり、養育する施設です。
スタッフ全員が子ども達の「養育者」であり、栄養士・管理栄養士にも当然その役割が与えられています。
そのため児童養護施設で働く栄養士・管理栄養士は、養育者として子どもに食事指導を行ったり、生活習慣改善をサポートしたりして、子ども達をいちから育てる意識が必要です。
児童養護施設における栄養士の仕事内容
子ども達一人ひとりの年齢・発育・発達を考慮した栄養アセスメントをベースに食事計画を立て、直材発注や調理業務を行うのが主な仕事です。
また食育への取り組みも大変重要とされており、児童養護施設では「食育計画」を作成することも栄養士の大切な仕事のひとつ。
食育計画にもとづいて子ども達一人ひとりの成長を支援する内容が決まるといっても過言ではありません。
子ども達が退所後も自立した食生活が送れるように栄養指導を行う必要があり、一緒に料理を作るなどして生活スキルを教えることもあります。
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一緒に働くひと | 児童指導員、心理療法士、保育士、看護師、保健師、ケアワーカー |
給与 | 正社員:月収17万円~20万円程度 契約社員:月収16万円~25万円程度 パート社員:月収17万円程度 |
勤務形態 | 職場による。宿直制度、行事の際に出勤が必要な施設も |
年間休日日数 | 研究機関:115日~120日程度 各施設のカレンダーによって決まるのが一般的 |
障害の特性に合った栄養指導とQOL向上が目標「障害者施設」
障害を抱える利用者の快適な日常生活と健康維持をサポートするのが障害者施設で働く栄養士・管理栄養士の役割。
生活習慣病の一次予防や早期改善など利用者の健康状態と障害の特性に合わせた栄養指導を行うことで、利用者のQOL向上や生活を安定して持続できる支援を行います。
グループホームやケアホーム、救護施設、福祉施設といった障害者が入所する施設での勤務が中心となります。
障害者施設における栄養士の仕事内容
利用者一人ひとりに対して作成される「個別支援計画」をもとに、栄養ケア計画や栄養アセスメントを作成することが主な仕事です。
お菓子作りや食事作りといったプログラムを実施することで利用者のQOL向上をはかったり、利用者同士の交流を促進したりすることで、日々の生活を前向きに送れるようなサポートをします。
栄養ケア計画や栄養アセスメントの内容は利用者の家族に共有する必要もあるため、利用者に関連する人々のコミュニケーションや連携も積極的に推し進めていくことが大切です。
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一緒に働くひと | サービス管理責任者、担当生活支援員、看護職員、作業療法士、リハビリ職員、介護職員 |
給与 | 正社員:月収20万円程度 契約社員:月収15万円~20万円程度 パート社員:時給750円~1300円前後 |
勤務形態 | シフト制がほとんど。早朝出勤がある場合も |
年間休日日数 | 105日~110日前後 職場によっては夏季・冬季に長期休暇が設けられています |
健康的な美をサポートする「美容業界」
美容業界で働く栄養士・管理栄養士の仕事内容は、職場やどのような職種として働き始めるかによって異なります。
就職先はおおまかに分けると、「美容系サロン(フェイシャルエステ・ボディケア・ダイエット)」と「メーカー(食品・化粧品)」の2種類。
どこに就職するにせよ、栄養士・管理栄養士に求められているのは、健康的な美しさを手に入れたい人に向けて「体の内側からキレイを作るサポート」です。
美容業界における栄養士の仕事内容
仕事内容は先述した通り、美容系サロンに勤めるか・メーカーに就職するかによってまったく異なります。
美容系サロンの場合
対象はサロンに訪れるお客さまです。お客さまを対象に以下のような仕事を行います。
- 食生活や食習慣のアドバイス
- 栄養指導
- 健康美容食品の販売
- レシピの提案
- サロン主催のセミナーやイベントに登壇
メーカーの場合
メーカー商品の消費者や顧客など、お客さまを対象とした仕事を行うのが一般的です。サロンとは異なり、お客様と直接向き合う機会は少ないでしょう。
- マーケティング・リサーチ
- 商品の栄養設計
- 成分表の計算
- 研究開発
- 商品企画
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一緒に働くひと | 美容系サロン:エステティシャン、セラピスト、美容部員、サロンスタッフ、店長、店舗運営責任者 メーカー:企画職、研究開発職、商品部、企画部、マーケティング、美容部員 |
給与 | 美容系サロン:年収300万円~500万円程度 メーカー:年収300~500万円程度 |
勤務形態 | 美容系サロン:シフト制が一般的 メーカー:時間固定給の定時シフト制が多い |
年間休日日数 | 美容系サロン:110日程度。夏季休暇・年末年始休暇ありのサロンも メーカー:120日程度 |
これからの需要増に期待「薬局・ドラッグストア」
2016年10月に成立した「健康サポート薬局制度」。
これに「薬局管理栄養士」の配置が含まれたことにより、薬局は地域住民の健康サポートの拠点……「いつでも気軽に健康や栄養に関する相談ができる」場所としての機能をもつようになりました。
薬局栄養士の配置によって地域住民の健康増進がはかれるだけではなく、来店数アップも見込めると考えられています。
薬局・ドラッグストアにおける栄養士の仕事内容
薬局管理栄養士の主な仕事内容は、地域住民とお客さまへの栄養指導や栄養相談です。
食や栄養に関する健康管理のアドバイスを運動や体脂肪の数値といった観点から行ったり、訪問サービスをしたり、地域の住民・お客さま・薬局職員に向けたイベントを企画したりします。
また、管理栄養士である前に店舗スタッフのひとりとして、店舗内業務を請け負うことも。
店内清掃、品出し、事務作業、接客、レジなど、幅広い業務を任されます。
編集者より
栄養士・管理栄養士として働くといっても、実にさまざまな職場の選択肢があります。
職場はひとつではありません。資格を取得した人それぞれに向く現場や専門的な分野があるはずです。
栄養士・管理栄養士の資格を活かした働き方は十人十色ですので、ぜひ自分に合った職場を見つけてみてくださいね。
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